日本で太陽電池といえば、シャープ、京セラ、三洋電機が代表格です。
シャープは40年以上、京セラ、三洋も太陽電池メーカーとして30年の歴史を持っています。
太陽光発電業界では後発組となる昭和セルですが、宮崎の新工場が、日本のみならず、海外の業界関係者からも大きな注目を集めています。
理由の一つは、その規模にあります。
宮崎第3工場の生産能力は、なんと単一工場としては世界最大の年間900メガワットにもなります。
1年間に生み出すモジュールパネル(0・9×1・2メートル)は600万枚超。
国内住宅用に換算すると約27万軒分が賄え、その総発電量は原子力発電所1基分にも相当します。
国内住宅用に換算すると約27万軒分が賄え、その総発電量は原子力発電所1基分にも相当します。
昭和シェルは、太陽光発電パネルを製造し始めたのは2007年7月と比較的新しいです。
しかし、量産品の品質が評判よく、ドイツやフランス、イタリア向けに飛ぶように売れています。
太陽光発電パネルは、CIS型の薄膜系といわれるタイプで、通常の太陽光発電パネルで使用しているシリコンをいっさい使っておらず、C(Cu:銅)、I(In:インジウム)、S(Se:セレン)という化合物を原料としています。
CIS型太陽電池モジュールの変換効率は10~12%と、結晶型太陽電池に比べて2~3%低いのですが、CIS型は結晶型と違いセルが黒色で、あらゆる光を吸収します。
波長の長い光も電気に変換できるため、製造技術が進めば変換効率で結晶型と並ぶ見通しになっています。
CIS太陽電池(商品名「SOLACIS(ソラシス)」)は、経済産業省資源エネルギー庁主催(財団法人新エネルギー財団)の平成19年度第12回新エネ大賞の最高賞である経済産業大臣賞を受賞しました。
これから注目の企業であることは間違いありません。